ダニエル・デイ=ルイスの息子による復帰・現代

私が彼を劇場で初めてみたのは、「マイ・ビューテフル・ラウンドレット(1985)」。コインランドリーを背景にしたPOPなノリの作品だと思ったが、これこそ当時のサイケな背景を表現した、最先端な”ブリット”野郎の疾走感が漂った高評価な作品だったことはよく覚えている。
その主演が、長い名前の”ダニエル・デイ=ルイス”だってこともね。
女優ならさしずめ演技派メリル・ストリープだろうが、彼こそアカデミー賞候補常連で、ルイスはアカデミー主演男優賞3度(受賞作「マイレフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」2025年時点では男優最多)も受賞しているのだ。

プロフィール

Sir Daniel Michael Blake Day-Lewis 英国ロンドン生まれ、グリニッジ育ち 1957.4.29生誕

ダニエル・デイ=ルイスの引退と、息子の監督デビュー作で復帰!

徹底した役作りを行うことでも知られており、出演作品を選ぶことでも知られている。6年近く俳優業を休業して、靴屋になるためにイタリアで修行していたが、マーティン・スコセッシ氏がフィレンツェまで訪れ説得し、2002年公開の『ギャング・オブ・ニューヨーク』で俳優復帰を果たす。「リンカーン」主演後休業宣言があり、2017年の「ファントム・スレット」を最後に引退すると報じられていた。しかし、2024年10月、息子であるローナン・デイ=ルイスの映画監督デビュー作品「Anemone(原題)」で俳優復帰の発表があり、映画業界ファンからの喜びの声が多数届いた。
沢山の名監督からその出演を強く請われてオファーが絶えなくとも、その職人気質を貫き通す。「存在の耐えられない軽さ」で米国デビューも果たしているが、何とも一筋通った英国人気質といえよう。リンカーンを演じた彼は、いやはや歴史も背負った”偉人すぎて”、重くて最後まで見ていられなかった。これが映画人を唸らせる演技かと、開き直ってみていたものだ。

 

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