身長173cmとハリウッド俳優の中でも比較的小柄な彼は、愛くるしいルックスとその親しみやすさから”世界の孫”と呼ばれている。
日本では「トムホ」「ネタバレ王子」の愛称で親しまれている。
・・・”トムホ”と日本で呼ばれているのを、彼自身知っているらしい。
舞台「リトルダンサー」でも、もちろん「スパイダーマン」シリーズの主人公ピーターパーカー役でも、飛んで跳ねてまさに”元気一杯!”のトムホの素顔に迫ってみよう!!
プロフィール
Tom Holland 本名:トーマス・スタンリー・ホランド 英国キングストン・アポン・テムズ出身 1996.6.1生誕 (年齢 29歳)
コメディアンであり、脚本家でもある父ドミニクと、写真家の母ニッキーの間に生まれた。
”世界の孫”と呼ばれるトムホだが、実は4人兄弟の長男、なのでさぞやしっかりしているのかと思いきや、彼は”世界の孫”であると同時に”ネタバレ王子”の愛称でも親しまれているのだ。
「スパイダーマン」に辿り着くまでのキャリア
2008年、12歳の時にロンドンのミュージカル「リトルダンサー」でデビューし、当時は友人役を演じていたのだ、3ヶ月後には主役に抜擢され2010年まで主役を務めたのだった。
2012年、16歳の時に映画「インポッシブル」でスクリーンデビューを果たした彼はそれを機に注目を浴び、
続く2013年公開、17歳の時映画「私は生きている」、
2015年公開19歳で映画「白鯨との闘い」(クリムヘムスワース・キリアンマーフィー共演)に出演し、着実にキャリアを積み上げてきた。
その作品たちでは、体をたくさん使う役も上手く演じていた。
そしてこの2015年、トムホの運命を変えたオーディションが開かれる
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に拡張した世界観に登場する、3代目スパイダーマンを決めるオーディションだった。
トムホは子供の頃から身体を使う役で鍛えられてきたので、オーディションには自信があった。だが、その道のりは簡単なものではなく、
応募者はなんと7500人!!
エイサ・バターフィールド、ナット・ウルフ、ティモシーシャラメ、リアムジェームスなどトムホに負けない候補者たちもいた。
第1関門は、自分を紹介する動画を撮って送る、セルフテープ。
トムホ:「何度も自分で撮影して長い道のりだった。この力を何かに役立てなきゃいけない」
トムホは宙返りやバク転など自分ができる全ての技を5回に渡り撮ってテープを送った。
↑共同制作者エリック・ハウザーマン・キャロルのコメント:「君の苦労は察するよ。大作の場合大勢を審査する。キャスティングチームは7500人のテープを見て、審査したんだ」
第2関門は製作陣に直接会い彼らの前で演じるスクリーンテスト。
制作者エイミーパスカルのコメント:「約200人と会って、いい子が大勢いたけどトムは異彩を放っていた。」
制作総指揮ジェレミーレイチャムのコメント:「トムの演技はエネルギッシュで、リアルで魂がこもっていた。」
トニースターク/アイアンマン役のロバートダウニーJr.のコメント:
「スクリーンテストの最終選考でトムに会ったんだけど、彼は見事だった!」
スクリーンテストの続き、ヒーロー俳優たちとのセッション
トムホ:「焦ってはないけど、準備はできている。
戦いたい!」
・・・若いトムホにとって、ロバートダウニーJr.やクリス・エヴァンスは憧れのヒーローだから、緊張したはずだ。
トムホ:「(クリスエヴァンスに対して)あなたは敵チームでも尊敬している」
クリス:「降参しろ!」
トムホ:「物理の法則を無視?」
クリス「そろそろクイーンズへ帰る時間だ!」
トムホ:「誰か助けてぇ〜」
クリス笑う
〜ロバートダウニーJr.:「トムは本当にハマり役だ」
制作総指揮ジェレミーレイチャム:「トムを見つけて幸運だった。演技も上手いし、宙返りもできる」
エイミーパスカル:「ダンスも上手よ。身体を使って物語を表現できて素晴らしいわ」
ロバートダウニーJr.:「ダンスのスキルがあるから、動きが生き生きしている」
共同クリエーター/制作総指揮スタン・リーのコメント:「トムはダンサーでとっても俊敏だ。スパイダーマンならではの動きも御手のものだ。」
フラッシュ役トニーレヴォカリ:「彼は常に元気いっぱいだし、運動神経も抜群だ」
制作総指揮スタン・リー:「好感のもてるいい青年だ。私が描いたスパイダーマンのイメージにピッタリだ。」
第2関門ではなんと8回のスクリーンテストをやり抜いた。
その中では、クリスエヴァンス、ロバートダウニーJr.とも演技テストをしていたのだが、彼らはトムホの即興演技にビックリしていた。
こうして5ヶ月間に渡るオーディションが終わり、あとは結果を待つだけだった。
最後のオーディションでロバートダウニーJr.にも褒められていたので、トムホは期待していた。
・・・でも、連絡は来なかった。
1日で結果が出る、と言われたのに何週間過ぎても連絡が来ない。
なぜか?
そんな時、エイサ・バターフィールドが選ばれたとの”噂”が流れていた。
不安の日が続いていたある日、
マーベル公式ホームページに「新しいスパイダーマンを紹介します!」という知らせがアップデートされた。なんの連絡も受けていないトムホだったので、自分は落ちたと思いながら知らせを確認した途端、ビックリしてパソコンを放り投げた。
そこに自分の顔があったからだ。
マーベルの公式発表をもって初めて知ったのだった。
そうだろうなあ、この元気の良さなら合格するよなあって、毎回”納得のパフォーマンス”だったよ。
トムは声を張り上げながら、家族に知らせたのだった。
マーベル社長ケヴィン・ファイギから正式な”合格”知らせが
オーディションなど形もなかった数年前のことであるが、
トムホが17歳の時、2013年のインタビューで何気なくこんなふうに答えていたことがあった。
「スパイダーマン役を演じたい」と。
そしてついに20歳になったトムホランドは、 「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」(2016)でスパイダーマンとして観衆の前に姿を現すことになる。
「アベンジャーズ/インフィニティーウォー・エンドゲーム」
「スパイダーマン/ファーフロムホーム」 ←年齢設定 17歳高3の夏休みを過ごす2021年12月にはスパイダーマンシリーズ第3作目にして、コロナ禍におけるハリウッド映画の最高興行収入となった↓公開
「スパイダーマン/ノーウェイホーム」 ←年齢設定 16歳に戻って高校生活を再スタ ートさせるスパイダーマンシリーズは、ソニーとディズニーのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との共同制作で、これまでの3作品で世界興収39.3億ドルを記録。
前作「スパイダーマン/ノーウェイホーム」は世界興収20.5億ドルを達成し、ソニー史上最高収益を記録した大ヒット作品となっている。
  
  
  
  
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