〜恐ろしいものや手の届かないものに魅了される。
バットマンは最高のキャラクターだ!
と、豪語するかつての”美男ヴァンパイア”俳優、
ロバート・パティンソンが語っているバットマン主演秘話や
続編”バットマン2”の話題、
「そのとき、どう思っていたの?」
を彼のインタビューを交えて探っていきたい!
プロフィール
Robert Douglas Thomas Pattinson 英国・ロンドン 1986.5.13生誕 39歳
THE BATMAN-ザ・バットマン- インタビューより
まずはロバート・パティンソンの、にこやかな肉声インタビューより
「THE BATMAN–ザ・バットマン-」
迷わず出演を決めた作品だ。
エージェントも面白そうだと考えながら、僕が”変わり者の役”にしか興味がないと思っていたらしい(笑)
”バットマンだって十分変わり者だろ”(笑)
僕は、恐ろしいものや手の届かないものに魅了される。
そう思うとバットマンは、僕にとって最高のキャラクターだ!
悲しい雰囲気に包まれた作品さ。
バットマンの特徴とも言える、まさしく悲劇なんだ。この作品では、
誕生の物語を再び描くのではなく、
”誕生の2年後”という設定も独特だと思う。
両親の死を克服し、バットマンとなってゴッサムを救う映画は既にあった(Batman 1989)だから、2年経つのに全く何も乗り越えていない話にした。
僕は両親の死を引きずる彼を、ずっと演じていた気がする。
人気キャラクターを掘り下げるのは楽しいよ。
細かく感情面の行間まで読み込んでいくと、奇妙で衝撃的な演出につながる。
自分がこんな悲しい気持ちになるとは思わなかった。
彼と、セリーナカイルの関係もそうだ。クラシックノベルでも多くの作家が描いてきたテーマだ。
・・・笑顔で、彼のクセなのか髪の毛をクシャクシャにしながら語る彼は、原書を読んだり多面的に役の背景を捉えている感じで好感が持てた。
バットマンはあらゆる視点から、再解釈が可能だ!
(バットマン関連の)映画だけで9本目か10本目なのに、過去の作品とは違う、シリーズの他の作品について出演者や監督までもが見返さないし、あまり深く考えることもないって言われているんだ。(The Dark Night 2008, Batman vs Superman:Dawn of Justice 2016)
僕はこれまでのバットマン映画を全部見たから詳しいし、どの作品も大好きだ。
だからと言って、別に過去の人物を復活させるわけでもないし、当時の全ての描写が非常に素晴らしいと思っている。
そうそう、映画の準備期間中にかなりの本数を見返し、違いや新たな発見がないか探したのさ。凄く楽しい作業だったよ(笑)
歴代バットマンを演じたのは大物俳優ばかり!?
マイケル・キートンから、・・・ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベール、ベン・アフレックと、バットマンを演じたのは大物俳優ばかりだし、どれも全く違う解釈だから見ていて勉強になったよ。
クリスチャンベールは、あの特徴的な声で印象付けた。
どうしても似せようとしてしまう(笑)
技巧的に低音で発音し続けるのは、とても大変なことなんだ。
特に僕が演じたこの作品はバットマンとしての長い会話シーンが多く、
これはシリーズの中でもかなり独特なものだ。低い声をずっとキープしたまま、セリフにニュアンスを込めることは、本当に難しいことだった。
発声練習しているつもりはなかったが、知らない間に訓練されていたみたいなんだ。映画を撮影するうちに、喉が鍛えられたんだろうね(笑)
アフレコをする時には、もうあの声は出なくなっていた。元に戻ってしまったんだと思う。
・・・歴代バットマン俳優に混じって、自分なりのバットマンを構築していこうとリサーチにも力が入る、ロバートに感情移入できた。頑張って!
不思議とスーツを着るとスイッチが入り動作も普段と違ってくる!
ロバート曰く、
経験した俳優ならわかると思うが、バットマンは正しい演じ方があるんだ。
(バットマンとしての)あまりにもかけ離れたことを試そうとすると、しっくりこないんだ。でも不思議とスーツを着るとスイッチが入り、動作も普段と違ってくる。
実は、スーツに動きが制限されるという物理的な要素が大きい。
あの感覚は着ないと、わからない。今のスーツはパーツが関節のように繋がっているんだよ。
オーディションでは、ジョージ・クルーニーの物を着たけど、非常に動きにくかった。スーツは頭のサイズによって変わるから。〜僕の頭のサイズは、クルーニーと近かったんだろうね(笑)。
頭は固定されていたし、猛烈に暑かった。
ライトが当たると、汗が滴り落ちる。
オーディションというだけでいうだけで身のすくむ思いだったのに、汗が問題となっていた。汗を止めないと”役がもらえない”なら、カラダの生理機能を止めるしかないと思ったよ。
それは例の”乳首付きスーツ”であり、そういえば確か2着あったはずなんだ。どっちかが、より出っ張っていたはずだよ。
先輩ヴァル・キルマーのスーツも乳首つきだったよ(笑)!
歴代バットマン、クリスチャンベールとトイレで遭遇!
ロバートは、バットマン役のオファーを受けた直後に、先輩であるクリスチャンベールとトイレで偶然遭遇している。バットマンについて話をし、クリスチャンからは「(スーツを)着たままでもトイレに行けるようなスーツにしておいた方がいい」とのアドバイスを受けたという。
新型コロナの影響で撮影は難航
新型コロナの影響を受けたこの作品は、実在する街と見間違えるほどの超巨大なゴッサムシティのセットをスタジオに作り、モーションキャプチャなどはほとんど使わずに、撮影の90%をセットの中で行ったのだった。
新型コロナの影響を受けた撮影は一時中断することもあり、最終的に1年2ヶ月もかかっている。撮影期間中は、ロンドン郊外に隔離された環境に滞在することになり、
ロバートは「非常に孤独だった」と語っている。
〜このため当初の2021年6月公開予定が2度延期された後、ザ・バットマン1作目は、2022年3月4日に全米公開となっている(日本では3月11日に公開)
ロバート主演であと2本が予定されているというバットマン!
監督のマットリーブスはロバートのことを、
「強靭な肉体を持ち正義を貫く”完璧なヒーロー”像ではなく、
自身の存在に悩み葛藤し、怒りと絶望を抱えた青年ブルースを体現できる個性と繊細さ、そして確かな演技力を持っている」
と絶賛している。
ロバート自身も今後もバットマンを演じることに乗り気で、
”バットマン2”の制作にも意欲的だということが伝えられている。
・・・アクションやテンポを重視する一部のバットマン・ファンからは、
”退屈”との指摘を受けることもあるようだが、ロバート・パティンソンが得意とする”キャラクターの内面描写”の2作目をぜひ楽しみにしたいと、切に思っている!
続編となる「バットマン2」は2026年春に撮影が開始され、2027年10月に公開予定である。乞うご期待!!
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