世間的にはデビューから1年で、人気ファンタジーシリーズ第4作目「ハリーポッターと炎のゴブレット」出演を決め、心優しいホグワーツの生徒セドリック役を掴み取った、とある。
映画公開時には、「イギリスの未来のスター」「ジュードロウ2世」などと世間から呼ばれた、のちの超人気・ヴァンパイア美男俳優、ロバート・パティンソンの決して平坦ではない、”ハリーポッターは通過点に過ぎなかった”足跡を追ってみたい。
プロフィール
Robert Douglas Thomas Pattinson 英国・ロンドン 1986.5.13生誕 39歳
幼少期は非常にシャイな性格で、当時歌手をしていた姉の影響で、ステージでパフォーマンスする姿を夢見る男の子だったようだ。
人見知りの激しい息子に父親は”演技”を勧め、「劇団に入ったらお小遣いをあげるよ」と約束して、劇団に入れたというエピソードがある。
紆余曲折のティーンエイジャー
12歳の時にモデル業を始め、背が高く女の子のようなルックスだった。
当初は多くの仕事を得られたが、成長するにつれて男らしい容姿になっていき次第に仕事は減っていったという。
15歳の時にクラシック映画に夢中になっていたロバートは、両親の勧めで地元のアマチュア劇団に入って、演技活動をスタートさせたのであった。
2004年、18歳の時に映画「悪女」での演技の機会を得るが不運にも出演シーンが全てカットとされているため、実質的には同年公開のTV映画「ニーベルグの指環」の脇役が俳優デビューとなった。
映画「悪女」での出演シーン全カットはショックな出来事だったが、この時のディレクターに「ハリーポッターと炎のゴブレット」(2005)へのオーディションを勧められ、セドリック・ディコリー役を勝ち得た。
好感を持たせるこのキャラクターは、2時間30分を超える映画の中でわずか6分の出演にも関わらず、”何かに追われるような緊張感あふれる表情”で、ロバートが迷路をさまようシーンが特に好評で、強烈な印象を残したのだった。
この時ロバートは、大学に進学するか俳優一本の道にするか迷っていたが、この作品への出演をきっかけに俳優として勝負することを決心した。
通過点に過ぎないハリーポッター出演、その成功後は・・・
映画公開時には、「イギリスの未来のスター」「ジュードロウ2世」などと世間から呼ばれ期待されていたが、10代後半からの”シンガーソングライター”としての夢が諦めきれず、映画出演で得られたギャラを音楽活動に当て熱中したようだ。
〜やがて収入が底をつき金欠になってしまったロバートは、再度俳優業に専念することになる。
そして、2008年ロバートは彼の人生を変える作品「トワイライト〜初恋〜」のオーディションに参加することになるのだ。
”トワイライト・フィーバー”中のシリーズ第3作目では、
ロバート・パティンソンが主役を得たトワイライトシリーズ1・2作目は大ヒット。
超人気となったこの作品たちによる、まさに”トワイライト・フィーバー”となった。
そしてこの年、2008年にはシリーズ第3作「エクリプス/トワイライト・サーガ」が公開。作品ごとに監督が変わっているトワイライトシリーズ。
本作はディビット・スレイド監督がメガホンを取っている。
このディビット・スレイド監督はトワイライトシリーズのシリーズの1・2作目が好きではなく、今までと全く異なる作品にしたいと製作陣に伝えていて、ロバートは自分が演ずるエドワードというキャラクターをどう発展させていくのかを監督と入念に話し合うことになる。
結果的にこの第3作目では、「別の映画の別のキャラクターを演じているような気分になったよ」とロバートは言っている。
(それが、良い悪いは別としてね)
第3作目も大ヒットを記録し、トワイライトシリーズはこのあと最終章を迎え、
「ブレイキングドーン/トワイライト・サーガ パート1/パート2」も公開がそれぞれ2011年と2012年に決定し、日本では2012年2月と11月に公開されている。
そしてこれらの撮影は、2作続けて2011年に行われたのだった。
浮気が原因で、恋人クリスティン・スチュワートと破局!
2011年の撮影終了後にクリスティン自身の主演作品である映画「スノーホワイト」の監督ルパートサンダースと彼女が浮気していたことが発覚。
当時ロバートは、数週間以内に彼女にプロポーズをする予定だったが、まさかの事態に深く傷心。
恋人だったクリスティンとは、トワイライトの”エドワードとベラの関係”について、常に意見を交わしていた。
その真剣な姿勢は今日のロバートの活躍につながっているのだろう。
その後映画のプロモーション直前の9月に、二人は何度か顔を合わせ再びゼロから交際をスタートさせるも2013年5月には再度破局。
その後は、復縁することは無かった。
アート系映画への出演、そして「バットマン」
アート系映画への出演を希望していたロバートは、
2010年に映画「リメンバー・ミー」で主演を務め、同時に制作総指揮も担当した。
「トワイライト」では顔面真っ白なメイクにカラーコンタクト、きっちり整った髪型とプライベートな彼とは正反対の姿で撮影をしていたが、この作品ではノーメイクでの撮影ができて、「自分らしい自然体の演技ができた」と彼は語っている。
トワイライトシリーズを卒業したロバートは、アート系映画や低予算映画に出演作品を絞っていた。
んが、
しっかーし、
こうしたキャリアーを積んでいた彼は抜群の知名度に関わらず、
ハリウッドの「A級仕事用のA級俳優リスト」に載っていなかったことから、
”派手な大作映画には出たがらない”俳優、
だと。
そしてロバートの演技力は、「クローバーフィールド」や「猿の惑星」シリーズのメガホンを撮っていたマットリーブス監督の目に止まっており、
リーブス監督が当時企画していた「ザ・バットマン」のバットマン役にオファーしたのであった。
こうして、
これまでのバットマン作品とは異質な内容でサスペンス要素の強い映画に、彼を迎え入れようとしたのだ。
・・・そして、ここからのロバートパティンソンの活躍は、
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