ダニエルクレイグ映画007 筋肉 スーツ

逆境を乗り越えた6代目ジェームスボンドこと、ダニエルクレイグを紹介する、

2002年公開「007 ダイ・アナザーデイ」で5代目ジェームスボンドを7年間務めたピアースブロスナンが急遽ボンド役を降板したことにより、ダニエルに6代目ジェームスボンドとしてのオファーが舞い込むことになったのだった。

世間的には、ヒュー・ジャックマン等他の俳優を望む声が大きかったものの、007シリーズの女性プロデューサーであるバーバラ・ブロッコリはダニエルクレイグが6代目ジェームスボンドを演じることに強く拘っていた。

その製作陣からの熱いオファーと、オファー時に読んだ脚本のクオリティの高さに心を動かされ、ダニエルは6代目ジェームスボンド”になることを決心した。

・・・今回は、そんな俳優ダニエルクレイグの映画「007シリーズ」での活躍を中心に、彼の筋肉に関して、 撮影時の英国紳士アイコン的な”スーツ”について、興味深く見ていこう!

プロフィール

Daniel Craig  英国チェスター出身 1968.3.2 生誕 57歳

逆境を乗り越えた6代目ジェームスボンド

しかしジェームスボンド役決定当初当時37歳、)世間の彼に対する反応は冷ややかなもので、

その理由として、当時ダニエルクレイグは大きな作品で主役を張るほどメジャーな俳優ではなかったこと、犯人や悪役のイメージが強かったこと、これまでのボンドのイメージとは異なり、”青い目にブロンドの髪色”であったことなどがあり、

「最悪の選択」
「耳が大き過ぎる」
「不快で醜い顔」
などと多くの心無い批判を受けた。

彼は一晩中自分に対する罵詈雑言を読んで打ちのめされ、ショックを受けた。

けれど翌朝には、
「こんな批判はクソ喰らえ!自分の実力で認めさせてやればイイ」と強い決意のもとに撮影に向けた肉体改造に臨み始めたのだった。

パーソナルトレーナーとの週7日のトレーニングの末、
ダニエルの劇的な肉体改造は成功したのだった。

そしてダニエルクレイグ007シリーズ第1作目、
海でのシーン撮影中の彼の水着姿をパパラッチが写真に収めネットに公開。

その驚異的な肉体の変化っぷり、胸・肩の筋肉増量、
腹筋の締まり具合、37歳にして”完璧ボディ”に世間は綺麗に”手のひら返し”

酷評から一変、高い期待値を持って
ダニエル・ボンド1作目(シリーズ通算21作目)「007 カジノロワイヤル」
の撮影は行われたのであった。

映画「007 カジノロワイヤル」(2006年12月1日公開)

この作品はこれまでのボンドのキャラクター像と異なり、人を殺めることに苦悩したり、一人の女性を本気で愛したりと、
 若き日のボンドの人間臭さを濃密に描いている。

観客&批評家からの評価も高く、興行収入もシリーズ過去最高を記録する。

この作品のボンドガール、ヴェスパー役を演じたエヴァグリーンも当時あまりメジャーな女優ではなかったものの、本作で大きな爪痕を残し、スターダムへと駆け上がることとなった。

 またこの作品には、稀代のヴィラン役で”マッツミケルセン”が出演しているのも特筆すべきことである。

もちろん、6代目ジェームスボンドを新たな切り口で見事に演じ切ったダニエルクレイグも、この作品での大成功を皮切りに大きくキャリアアップを果たすのであった。

ダニエルボンド第2作「007 慰めの報酬」公開(シリーズ通算22作目 2008)

前作のラストシーンから直接つながるストーリー構成になっており、この試みも007シリーズの中では異例。この時ダニエルクレイグは、40歳。

前作から約2年での続編公開という比較的短いスパンで公開された本作だが、これは”前作ラストの心情を続編にスムーズに繋げるため”というダニエル本人からの希望でもあったらしい。

そして、

007シリーズ記念すべき50周年となった2012年 ”ダニエルボンド”第3作にしてシリーズ通算23作目「スカイフォール」公開

この作品は「アメリカン・ビューティー」(主演ケビンスペイシー 1999)でアカデミー賞作品賞など様々な賞を獲得しているサム・メンデスがメガホンをとっている。

この作品で「カジノロワイヤル」を抜き、007シリーズトップの興行収入、
英国内での歴代1位の興行成績を記録!

英国アカデミー賞でも作品賞と作曲賞を受賞することになった。

第4作目「007 スペクター」公開

勢いに乗る”ダニエルボンド”シリーズは、
ダニエル43歳の2015年には、第4作目でありシリーズ通算24作目となる「007 スペクター」を公開。撮影やアクションシーンが更に進化しているこの作品も、高い評価を受けた。

「007 スペクター」でダニエルは契約満了となっており、この作品で”引退”を匂わせていた。そのダニエルが、節目となるシリーズ通算25作目「007 ノータイム・トゥ・ダイ」で、”6代目ジェームスボンド”の役を終えることを決意する。

ジェームスボンド役を支えた”スーツ”とは?

ダニエルクレイグが着用しているスーツのブランドは、

ボディラインをスタイリッシュに見せてくれる「トムフォード(TOM FORD)」である。これは第2〜5作目に着用されていた。

しかし、第1作目「カジノロワイヤル」では、前作を演じたピアースブロスナンに倣って、「ブリオーニのスーツを着用。

1回の作品につきアクションシーンを撮影するときに、20着ものスーツを着倒すと言われている。そんなんでスタントシーン撮影時には、同じスーツが多数用意されていた。

こうしたボンドに代表される”洗練されたスーツ姿”には、”モノクロドレッシング”が必要と言われている。これは常に黒一色の服を着るという定義ではない。40歳を超えると、これはさらに重要になってくる。
なぜなら20代の時に着ていた派手な柄や複雑なプリントは、必ずしも年を重ねても美しく保たれるというわけではないからだ。

このアプローチにより、シルエットが腰のあたりでスリムになり、洗練度が増し、
「私はこれならできる」という男としての静かな自信が湧いてくるというのである。

・・・約15年間活躍し続けた”ダニエルクレイグ版”ジェームスボンドは次作、第26作目へと新ボンド役俳優を迎えて、情報筋によれば「007シリーズ 第26弾」は、

2027年に撮影が行われ、2028年11月に公開されるものと見られている。

乞うご期待!

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