マッツミケルセンの映画より007 とハンニバルそしてファンタビ

 今や誰もが認める”人気イケオジ映画俳優”マッツ・ミケルセンの、代表作である「007カジノロワイヤル」や「ハンニバル」での役のとらえ方とは?
また「ファンタビ」って?

ちょっと知りたいよね!

プロフィール

Mads Dittman Mikkelsen, デンマーク・コペンハーゲン出身 1965.11.22生誕
59歳

テレビドラマ「ハンニバル」Hannibal 2013~15

”インテリ”マッツが見られる作品。

元々はジョン・キューザックやヒュー・グラントがハンニバル役候補だったが、企画制作総指揮であるブライアン・フラーはマッツの起用を熱望し、スタジオとかなり揉めたそう!?

そこまでしてマッツ・ミケルセンを、人気作品にキャスティングしたいものなのか!?

どうしてなのか、この機会にぜひ探ってみるよ!

〜まずはこの作品を見てしまうと、ハハァ〜ん、すぐにわかる(笑)
上品に料理を召し上がられる姿。そこに潜む”狂気”が拝める。
グラスにお酒を注ぐシーンなどさりげないところでも、マッツの色気がダダ漏れしてて、狂気とのギャップが最高!

この作品は、
あの有名な猟奇殺人鬼の過去を描いたドラマで、マッツはその壮年期を演じている。
精神科医レクター博士を演じたマッツの素敵なスーツルックが毎話楽しめるのだ。一挙一動が優美な彼が、美しい音楽と共に料理したり、食事したり、時に激しい戦闘シーンまで。(←特に見逃せないのは、やはり「シリーズ2・1話」でのマッツvsローレンス・フィッシュバーンの大乱闘
 ”大人の色気と狂気”の魅力にハマり、回を追うごとに”病みつきになる”だなんて、なんという背徳感!

・・・この魅力を知ってしまっていたら、それはもう何としてもマッツをキャスティングしたいと思ってしまうのも納得!

そして、
誰もが知りたいと思っているこの「ハンニバル」での”華麗な料理シーン”についてだが、マッツ曰く、
僕自身はいわゆるグルメではないよ。ただ旅に出たら、その土地の名物料理を味わうのは大好きだね。
 料理の腕前?包丁はまずます使える方だとは思っているけど、実は撮影時には映っていない(笑)食材や調理器具を手に取っているだけだ。
僕が実際に料理していたら、撮影時間内に到底終わらないからね(爆)

映画「007 カジノロワイヤル Casino Royale 2006」

ダニエルクレイグが初めてボンドを演じた「007」シリーズ(←こちらをクリックしてご参照ください)
マッツは数学の天才でポーカーが得意なスマート系悪党に。
冷たい表情と不意に見せる上品な所作の数々に、悪役だと分かっていてもドキッとしてしまう、ル・シッフル役。
ポーカーでのシャツまで黒いタキシードも見事!
特に後半の”拷問シーン”冷静な怪演には、ゾクゾクしてしまう。
↑これこそ短いながらも鮮烈な印象を刻み、マッツの魅力に世界が気づいちゃった名場面。

 ポーカーシーンでの緊迫感、007の敵役としての狂気、本当に”目が離せない”役だった。
・・・とにかくカッコイイのだ。
マッツの佇まい、所作、全てが”完璧”だった!

007のヴィラン(敵役)を演じる上で心掛けていたこと

マッツ曰く、
誰を演じるにしても重要なことは、そのキャラクターの思考プロセスを理解することだと思う。彼にとっては美しくても他の人にとってはオゾマシイ。それを理解する必要がある。
 そして、ヴィランをより魅力的に見せるためには、何か一つでも観客の心に響くものが必要だと思っている
 解釈が間違っていたとしても一理ある、と思わせることを心掛けているんだ。

映画「ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密」 Fantastic Beasts:The Secrets of Dumbledore 2022

”ファンタビ”シリーズ3作目。
ダンブルドアと道を違える宿敵、グリンデルバルドを演じた。

冒頭のダンブルドアとのカフェシーンで、グリンデルバルドの少し砕けた様子に、二人のかつての仲の良さが垣間見えて、ちょっと切ない・・・。

 ここ、偏屈そうだけどユーモアと信念、魅力、そして一抹の恐ろしさまで、マッツ演じるキャラクターが一瞬で伝わってくる名場面である。

ラスト、
ダンブルドアとの一対一での大迫力なバトルシーンも見応え十分だった!
実はこの作品、代役なのだ。
2020年11月、ジョーニーデップがファンタビ・シリーズのグリンデルバルド役を降板し、急遽マッツが役を引き継ぐこととなった経緯があった
↑代役とは思えない役への溶け込み具合に、マッツの底知れない”俳優魂”を感じた。

映画「ドクター・ストレンジ」Doctor Strange 2016

ストレンジたちと対立する闇の魔術師カエシリウスを演じた。カンフーやスタントがあったことも、この役を受けた理由の一つだそう。ここで見せる”アジアンテイスト”なマッツの二刀流の戦闘スタイルもカッコイイなあ!

 ・・・見どころも盛り沢山で、ロンドンでのストレンジたちとのバトル〜
拘束具で捕われつつも、キラキラな瞳で理想を語る顔面ドアップシーン。かつての師との大立ち回りや、ラストの香港市街地での正に大暴れは圧巻である!

ここで、
俳優マッツミケルセンが言う
欠点があるからこそ共感できるとは

マーベルのヒーローには、他にはない特別な魅力があると思う。みんな欠点があり、人間的にも立派とは言えない連中だ(苦笑)。
例えば、僕が演じたドクター・ストレンジは自己中心的、かつナルシストで、どうしようもない男さ。でも物語の中で、彼は多くを学び人間として成長を遂げるんだ。

つまり、マーベルのヒーローや悪党には欠点があるからこそ誰でも共感できるのさ。

 ”完璧なスーパーヒーロー”というのとは、ちょっと違うんだ。

 2017年の東京コミコン会場でのインタビューにて、
「今後、マーベル映画に出るならどういうキャラがいいですか?」
マッツ「年老いたスパイダーマンとかやってみたいな」
と答えていたのが印象的だな(笑)

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