リチャード・ギアの出世作『アメリカン・ジゴロ』は、
1980年代初頭の時代を完璧に再現した作品で、
”車・服装・眼鏡、そして人々の態度、それらは完璧なビジュアルとして主人公を「物」として描いた最初の映画”
まさに”ゴージャス・スタンダード”として映画の歴史に深く刻まれ、
広く知られていくのであった。
この映画を観ると、「ここから始まったー」って気がある。
プロフィール
Richard Gere 米国・フィラデルフィア アイルランド系 1949.8.31生誕
現在77才、身長177cm
5人兄弟の次男で、生まれてすぐにニューヨーク州シラキューズに移った。
マサチューセッツ大学で哲学を専攻するが中退。
その後、いくつかの劇団に入り演技や声楽を勉強した。ブロードウェイで「グリース」などの舞台に立っている。
1978年の「天国の日々」(リチャード・ギア 29才)での大抜擢で注目され、ここから俳優キャリアーはスタートしていった。
主な出演作:
ミスターグッドバーを探して(1977)
天国の日々(1978)
愛と青春の旅立ち(1982)
プリティーウーマン(1990)
真実の行方(1996)
Shall We Dance?(2004)
「アメリカンジゴロ」では若い肉体と洗練されたマナーを武器に、上流階級の女たちを相手にする“ジゴロ”役。
そのジゴロを職業とする青年の華やかさの裏にひそむ、満たされない心を、この映画では描いている。
当時(1980年)としては、確かにかなりスキャンダラスな作品だった。
特に、息を呑むほど美しく上品なリチャード・ギアとローレン・ハットンの存在感と演技は、この上なく刺激的である。
まさに1980年代の栄光。
スタイル、音楽、舞台設定、そして全体の雰囲気がゴージャスそのものであった。
この映画は非常に優れており、セッ◯スの裏社会には、あらゆる社会階級の多くの人々と多くのオカルトが関わっていることが示されている。
ここでは、その”ジゴロ”を職業とする青年の華やかさの裏にひそむ満たされない心を描いていた。
ジュリアン・ケイ役のリチャード・ギアがカリフォルニアの上流階級の世界で、裕福で退屈な年上の女性たちを相手に優雅に振る舞う姿を見ていると、
1979年から1980年にかけてのアメリカの縮図を目の当たりにすることになる。
このサスペンス映画のストーリーとしては、裕福な女性たちを相手に稼ぎまくっているジゴロが、罠に嵌められて殺人事件の容疑者にされるさまを描いている。
キャスティングの妙
「アメリカン・ジゴロ」のプロデューサーが、実はジョン・トラボルタを「コールボーイ(男娼)」ジュリアン役に想定していたのであった。
この役が、トラボルタに転んでいたら・・・。
しかし彼は断り、代わりにリチャード・ギアが起用されることになったのであった。
のちにこのようなことが何度か起こり、
ジョン・トラボルタがやりたがらなかった役柄こそ、
リチャード・ギアをスターダムへ押し上げた
”キャスティングの妙”が、
まことしやかに語られることになるのだ。
マッチョではないスマートな肉体と知性を帯びたマナーを武器に上流階級の女性たちを相手にのし上がっていく姿の彼に、成長途中の”セクシー・スター”としての認識がこの作品から強くなっていった!
この作品の評価
Rotten Tomatoesによれば、
この作品に対する33件の評論のうち高評価は73%にあたる24件で、
平均点は10点満点中6.8点、批評家の一致した見解は
「ポール・シュレイダー監督の冷静な演出とリチャード・ギアの控えめな演技はそれほど情熱を呼び起こすものではないが、『アメリカン・ジゴロ』はスタイリッシュな人物描写としては成功している。」となっている。
共演女優はローレンハットン
上院議員の妻で、外遊で多忙な夫とは醒めた夫婦生活を送っていたジュリアンに抱かれる魅力的な女性を演じていたのは、ローレンハットン。
ラストシーンでは、自分の地位も名誉も捨ててジュリアンとの愛に全てを賭け「彼と一緒だった」と偽証する聡明な女性を演じていた。

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