リメイクと謳われる映画『太陽がいっぱい』(1960)では、
アラン・ドロン演ずるリプリーの「同一化願望」がより洗練された形で表現されていたが、
「リプリー」この作品ではより生々しく同性愛感情としてはっきり示されている。
この”同性をも虜にする”ジュード・ロウの魅力として、
2004年の「ピープル」誌にて”最もセクシーな俳優”に選ばれている。
プロフィール
David Jude Heyworth Law, 英国ロンドン南東ルイシャム 1972.12.29生誕
現在53歳、公称 身長178cm
発音は[ʤuːd lɔː]で、「ジュード・ロー」が日本語表記としては近いとされている。
映画「ショッピング」(1993)で共演したサディ・フロストと1997年に結婚。
3人の子供をもうけるが、2003年に離婚に至っている。
主な出演作:
リプリー(1999)
コールドマウンテン(2003)
シャーロックホームズ(2009)
&シャーロックホームズ シャドウゲーム(2011)
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 (2018)
& ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 (2022)
スターウォーズ;スケルトンクルー(2024~2025)
意外に、子役からの芸歴長いジュード・ロウ
12歳から演技を始めナショナル・ユース・ミュージック・シアターに所属し、17歳の時にテレビドラマに出演するチャンスのために高校を中退している。
映画に出る前には多くの舞台に立っていて、舞台「Les Parents Terribles」ではブロードウェイ公演にも参加している。
1993年、「ショッピング」で映画デビュー。
甘いマスクで世界中の女性を虜にしているイケメン俳優であるが、俳優業だけでなくブランドのイメージモデルも務め、マルチに活躍している一面がある。
私のイチオシはこれ、
『The Talented Mr.RIPLEY』→『リプリー(邦題)』である。
主演作「リプリー」の役作りって余りにも先天的な才能のまんま
原作とは異なるストーリーが展開される『リプリー』(1999年)。
この作品は、アラン・ドロン主演『太陽がいっぱい』(1960)のよくリメイクとされているが、『太陽がいっぱい』の方はパトリシア・ハイスミスが書いた原作をルネ・クレマンが監督しているもので、
この『リプリー』は、同原作を『イングリッシュ・ペイシェント』の
アンソニー・ミンゲラ監督が、その原作のオリジナリティを重視して制作したものである。シリーズ化された小説の方の”リプリー編処女作”を
比較的忠実に創作して映画化したものとされている。
この映画で、ジュードが演じるのは好き勝手に遊び暮らしている大富豪の息子ディッキー・グリーンリーフである。
彼を連れ戻すよう、ディッキーの父親から頼まれるのがマッド・デイモン演じる貧しい青年トム・リプリーであった。リプリーは大学時代の友人と偽りディッキーに近づくが、次第にディッキーの魅力に惹かれていく。ワガママし放題の放蕩者ディッキーを演ずる、灼熱のイタリアの太陽下で輝くジュードの演技はあまりにも先天的な才能にも思えるから、
キャスティング上からも、真っ白な肌のマット・デイモンが野暮ったさを強調することにより、ジュード・ロウが映え、”陰と陽”がより鮮明となっていた。
さらにディッキーの輝きに触れるうちに、リプリーは彼に”同一化したい”という熱情にとらわれていったのである。
ジュードロウの”セクシーな魅力”が、周りの全てを狂わせていくって
危険極まりないね!
身重だった現地の若い女性を見殺しにしたのも、ジュードという
”美しい悪魔”ならではの残酷性なのか?
ジュードのこの作品についての感想
ジュード曰く、
「素晴らしい監督や、ワクワクするような同年代の若い共演者たち(マット・デーモン、グウィネス・バルトロー)と一緒に仕事ができました。
(金持ちのボンボン、ディッキーを演ずるにあたり)景勝地でジャズを演奏し、ボートに乗っては海で泳ぎ、おいしいものを食べるだけの若者を演じました」
ジュードロウが画面から消えた途端にこの映画の面白味がなくなってしまったというのは、他の多くのファンも指摘しているところだ。

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