マッツ・ミケルセンが再びハンニバル・レクターを演じる話が浮上しているという。
ドラマ「HANNIVAL/ハンニバル」(2013〜15)でレクターを演じ、冷静さと知性、そして妖艶な魅力を併せ持つ新たなレクター像を築き上げたマッツ。そのシリーズを手掛けたブライアン・フラーが新たに「羊たちの沈黙」を新たにリミテッドシリーズとして再構築したいという構想を明らかにした。
フラーは最新のインタヴューの中で
ハンニバル・レクター博士役はもちろん、マッツ・ミケルセン。
レクターを追う女性捜査官クラリス・スターリング役には、
今をときめく”ゼンデイヤ※で”との希望を出しているというのだ。
この企画を彼は、”夢のプロジェクト”と表現している。
だが、まだ構想段階ではあるものの実現すれば、マッツにとってもファンにとっても待望の再会となるはずだ。
※ゼンデイヤ:今やハリウッドのトップ女優。「砂の惑星デユーンPART2」や「スーパーマン」シリーズでヒロインを務める。
こんなふうに、今でも続編を望む声は絶えない。
ファンの心に深く刻まれた「ハンニバル」シリーズの真髄を追ってみようではないか!
プロフィール
Mads Dittman Mikkelsen, デンマーク・コペンハーゲン出身 1965.11.22生誕
59歳
2013年から3シーズン続いた大ヒットシリーズ「ハンニバル」
ハンニバル・レクターの若き日を描いた映画「レッドドラゴン」の登場人物を引き継いだオリジナルストーリーとして制作された本作品には、主演のマッツミケルセンと捜査官役のヒュー・ダンシーとの壮絶なせめぎ合いの相乗効果もあって、世界中のファンの心を鷲掴みにしたようだ。
ドラマ「ハンニバル」は、人肉を食す猟奇殺人犯が主人公であるにも関わらず、マッツによる頭から爪の先まで美しい、エレガントな演技によって恐ろしさを感じながらも惹きつけられずにはいられない作品となった。
血まみれの殺戮シーンでさえもマッツの背中から感じられる”色気”が凄まじく、本作からファンになる人が続出したそうな。
ドラマ「ハンニバル」の始まりと醍醐味
そして何といっても、
マッツが演じる精神科医のハンニバルと、ヒュー・ダンシー演ずるFBIの犯罪プロファイラー、ウィル・グレアムの切っても切れない複雑な関係が、最終話まで視聴者を釘付けにし続けた。
連続殺人犯の”心理を見ることができる”という天賦の才能を持つウィルだが、その能力によって精神が不安定になり、彼に操作協力を依頼するFBI行動科学課のジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)が、ウィルの精神状態を診る役目を精神科医であるハンニバルに頼んだことから、二人の関係は始まった。
シーズン1では、ハンニバルが連続殺人犯だと気づいたウィルが、彼によって殺人の罪を着せられ、精神病院に収監されてしまうところまで描かれる。
”愛だ” ”裏切りと赦しは切っても切り離せない” 次第に”狂気の愛”の境地へ
シーズン2では、どうにか釈放されたウィルだったが、周囲の人間を操ることに長けたハンニバルが殺人鬼だと誰にも信じてもらえず、ハンニバルを殺そうとするが失敗。 そんな中、徐々にハンニバルと同化していくウィルは、彼に対する愛憎のような気持ちに葛藤し続ける。
ウィルが自分に与える感情を、
”一生に訪れるかどうかの抗えない「愛」だ”と認めるハンニバル。赦しも裏切りもその感情と同じだという彼女に、ハンニバルはそれは切っても切り離せないものだと答える。そして、ウィルを赦すためには、彼を食べるしかないという結論に至る。
ウィルとの絆を保つため、ウィルに「自分の居場所を知っていてほしい」と自ら投降し収監されたハンニバル。
最凶の殺人鬼レッドドラゴンの捜査で再びハンニバルと会うことに
ウィルにこう言って、彼の心を再び掴もうとするハンニバルに、ウィルはきっぱりと拒絶して立ち去った。
生きて一緒にはいられない。
ウィル役のヒュー・ダンシーとマッツがキスをするアイデアがあった、
んが、しなかった。
マッツは、ウィルと見つめ合うシーンの撮影で”もはやなんで(キスを)しないの?”と思ったそうな。
そういうマッツはビール好き
「ハンニバル」では”インテリ”マッツが見られている。一挙一動が優美な彼が美しい音楽と共に料理したり、食事したり、時には激しい戦闘シーンまで見せてくれたりするが、
実際のマッツは、ビール好き!とのこと。
デンマークの大手ビール醸造メーカー、「カールスバーグ」の広告に出演しているんだって。スコッチとウイスキーはあまり好きではない、のだと。
好きな食べ物:サーモン、嫌いな食べ物:ライトフィッシュ
(デンマークの伝統的なクリスマス料理)
得意な料理は?
タイ料理が好きでよく作る。特にココナッツシュリンプソースが得意とのこと。
マッツのハンニバル・スーツスタイル
マッツのファッションセンスは誰でも真似できるものじゃあないことがわかる。
だってゼニア、アルマーニなどのハイブランドからバイカー御用達のベルスタッフまで、今やマッツ・ミケルセンは、何でも着こなせる北欧のファッショニスタへとシフトしているからだ。
ドラマ中、黒のシャツに黒のスーツを合わせてもキザにならない品の良さがうかがえる。
彼が、Giorgio Armani を着たところは、美しいボディラインに沿うように裁断されたスーツに微妙な折り模様が施されていて、スーツの色はダークブルー、シャツは白、タイはブルー地にグレーの模様とカラーリングはとてもシンプルにコーディネートしていた。それが功を奏して、ずいぶん素敵に見えていたと思われる。
そうだとしたら、やっぱり誰でも真似できるところではないね(笑)
次回作ブライアン・フラー監督との新作映画は?
〜米国での劇場公開予定が2025年12月となるハンニバルと同じく監督ブライアン・フラー(脚本もつとめる)による、ホラーファンタジー映画「Dust Banny/ダスト・バニー(原題)」は批評家たちから高評価を集めているマッツ主演の新作映画だ。
この作品でマッツが演じるのは、幼い少女オーロラから「ベッドの下の怪物を倒して欲しい」と依頼を受ける隣人の暗殺者。マッツはその依頼を聞き入れて、現実と幻想が交差する悪夢のような戦いに巻き込まれていく役なんだって。
ホラーの要素を持ちながら、家族で楽しめる作品なのだとか。”スリリングでありながら心温まる”などの賛辞を集めていたのが、9月にプレミア上映されたトロント映画祭でのこと。(〜米レビューサイトRotten Tomatoesで批評家スコア93%の高い評価)
そのほか、最新作映画「Ami(原題)」では、宇宙飛行士役に挑戦しているという情報がある。
ますます目が離せないね!
  
  
  
  
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