ブラッドピットとロバートレッドフォードの魂が交差する2025年

2025年に亡くなられた米国俳優 ロバートレッドフォード享年89歳

特に彼と交流があったブラッドピットが、人生や仕事における考え方を学ばせてもらったと明かしていることは、広く知られている。

 彼の俳優としての演技姿勢は、
自ら役の本筋を深く探求し、観客に説得力のある人物像を届けることに情熱を燃やすことだった。
 また、後輩たちに惜しみなく助言を与えることでも知られていた。

 ブラッドピットとロバートレッドフォードの魂が交差したのは2025年、今年のことだ。彼らの佇まいは、よく似ているし。

 ブラッドは、ロバートレッドフォードと2度関わっている。
最初は、オーディションで勝ち取ったロバートレッドフォードが監督する
映画「リバーランズ・スルーイット」の主演男優として。

2度目は、映画「スパイゲーム」で俳優同士共演している。この映画の監督はトニー・スコット。

ブラッド主演映画「リバーランズ・スルー・イット」(1992)

ノーマン・マクリーンの自伝的小説「A River Runs Through It(マクリーンの川)」がどのように映画になったのかについては、それだけで一冊の本が書けてしまいそうな分量だ。

この映画では、”フライフィシング”が重要なモチーフとして使われている父と息子たちが自然のリズムと一つになって分かり合える唯一の手段として。
 それこそ、悲劇と隣り合わせの至福の一瞬。運命はやがて彼らに、残酷な結末を用意しているのだった。

この映画での弟ポール役の大役をオーディションで勝ち取ったブラッドピット。
彼は、この映画のオーディションの知らせを聞いて、役を勝ち取る前からフライフィッシングのレッスンを受け、この役を必ず獲ると誓った。

オーディション当日にも、自分はフライフィッシングを最近学んだためリアルな演技ができるとアピールし、役を確定する前にこのような準備をしてきたことを高く評価した監督は、ブラッドをキャスティングすることになったという経緯がある。

☝️なんとぉ、このポール役、リヴァーフェニックスが熱望していたというのだ。

 ・・・この当時のブラッドは、一見すると若き日のレッドフォードに似たタイプだが、厳密に言えばレッドフォードよりも庶民的なベビーフェイスであるから、やはり笑顔の中に垣間見える一瞬のシリアスな表情の方がいい。

 それでも深刻になりきらない無邪気で浮世離れした個性が、死の天使に魅入られたヒーローにぴったりなのかもしれない。
 兄ノーマンの婚約を祝う行きつけのバーで、ビールジョッキの中にウイスキーのショットグラスをポンと落とし、一気に飲み干したポール役のブラッドの瞳に走った死の影は、映画ファンの心に永遠に生き続け、明日への活力になるに違いない。
 ロバートレッドフォードが監督したこの映画は、多くの人々に胸が詰まるような感情を呼び起こし、1990年台の名作映画として心に残ることになった。

二人が共演した映画「スパイゲーム」(2001)

 ・・・いわゆる”スパイアクション映画”ではなく、本作は人間ドラマとしてみればそれなりに楽しめる作品と言える。スパイ業の”メンター”としてのロバートレッドフォードの演技がストーリーを引っ張っている。

今作では、俳優として共演したブラッドピットに対して
前に僕の映画に出てもらったから、彼のことはよく知っている。本当は彼とは仲がいいんだ(笑)この映画では皮肉な関係だよね。
ブラットはいい奴だ。僕らの友情が映画にも出ていたと思う。」

この映画について言えば、
「監督のトニースコットと僕が補い合って、いい結果が出たと思う。彼のおかげで知的ゲームにアクションが加わったしね。」

すごい経歴の大御所俳優ロバートレッドフォードさんとは、

 晩年は演技から一歩引きながらも若き才能の育成や環境保護に力を注ぎ続けていた。彼は「真実は静かに語られるべきだ」と言った。その演技も人生も大声ではなく静かな姿勢で世間に問いかけていた。その背中はただのスターではない、信念ある男の静かな姿勢が刻まれている、

・・・信念と優しさを讃えていた。

ロバートレッドフォードがブラッドや後輩に伝えたいこと

1992年当時、監督を務めた「リバーランズスルーイット」に主演したブラッドピットに対して、

「自分の感情を信じろ!
役の奥に隠れている人間性を探せ!!」

とアドバイスを送ったとされる。
この言葉はブラッドにとって大きな指針となり、のちに彼が世界的スターへとせいちぃうする上での土台となった。

あなたの時代を見守っていた、
いち映画ファンとして、

 謹んでロバートレッドフォードさんのご冥福をお祈りいたします

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